断る(その一例)
この前「フィッテ」(学研)という雑誌から取材を受けた。まだ、雑誌になっていないから中身を言うことはできないけれども、「他者中心」「自分中心」という概念が、ようやくにして、受け入れられるようになってきた。
《例えばその一例》
☆遊びの誘いを断りたい。
(他者中心)
「ちょっと、用事ができちゃって・・・」
で、相手が察してくれるのを待っている。行きたくないという気持ちをごまかしていているから、相手の顔色をうかがいながら言いがち。
相手に「悪い」と思い過ぎると、よけい、そんな態度になりやすい。
ところが、そのために却って、
「私を嫌っているのだろうか」
などと、相手に、悪い印象を与えてしまうかも知れません。
(自分中心)
「誘ってくれてありがとう。一緒に行きたいけれども、今日は、すごく疲れているから、家でゆっくりしていたいんだ。今度、また誘ってね」
あなた自身が、「自分の気持ちを大事にしよう」という気持ちでいることがポイント。自分の気持ちを優先させることにOKを出せれば、そのために、心にゆとりが出てきます。
心にゆとりが出てくると、「ありがとう」という言葉が自然に出てきたり、「また誘ってね」と気持ちよく言える。そうやって言えるのは、「相手にとっても、私は価値がある存在」という気持ちが自分の中にあるからです。
不思議だと思いませんか。
「他者中心」になって、相手のことを気にし過ぎると、悪い印象を与えるのに、「自分中心」で、「自分を大切に扱う」と、相手にも好印象を与えるんです!