マイナス環境の中にいるとき(3)
前回、愚痴の話をしました。
自分の気持ちを基準にするかしないか。
あるいは、どんな状態であっても自分を認めるかどうか。
それだけで、まるっきり、心の中が変わってきます。
愚痴をこぼす自分を責めない。
愚痴をこぼす自分を情けないと思わない。
それは、前回も書いているように、「愚痴をこぼす自分自身を認め
ることができる」状態です。
自分を責めながら愚痴をこぼすか、愚痴をこぼす自分を認めるか。
愚痴を言わずにいられないとしたら、言い方はヘンですが、
「私は、自分の心のバランスをとるために、意志をもって愚痴をこぼ
そう」
この“自覚”と“意志”が大事なのです。
それを自覚して意志をもつ。
それだけで、「ああ、これで少し、楽になったぞ」という気持ちに
なれるはずです。
このように、愚痴をこぼすというスタイルでバランスをとりながら
そこに居るという決断もできるのです。
あるいは、
まだそれを捨てるのは怖い。
そこから抜け出すことに恐れに抱いている。
ということであれば、その気持ちを尊重しましょう。
その恐れを受け入れる。認める。
これも、「自分自身を認める」ということです。
仮にその場所が嫌だとしても、「そこを去るのが怖い、不安だ」と
いうふうに、消極的な理由であっても、自分の意志で「居る」と決め
たら、どんな「居方(いかた)」で居るかを決断する。
これが、最も重要です。(つづく)