共時性

 共時性という言葉を周知という前提で話をする。
 オールイズワンでは、この共時性は自分で「創り出す。引き寄せて
いる」という捉え方をしている。意識して引き寄せることもできる。
 “意識して”というこの“意識”というのがまた微妙なのだが、そ
れについては、また、別のテーマで話さなけばならなくなるので省く。
 長く在籍している会員さんは、これを当たり前のこととして捉えて
いるために、それを不思議とも何とも思わない。
 良きにしろ悪しきにしろ、自分がそれにこだわっていると、それが
起こる。
 それを、「嫌いな数字」で実感したことがある。
 時計や、車のナンバーや電車の車両など、あらゆるところで出会う
数字である。

1 嫌うと「嫌いな数字」が出やすくなる。
 それは、自分の意識そのものが、既に起こっているのを実感しなが
 ら恐れているからである。

2 諦めると、よけいに「嫌いな数字」が出やすくなる。
 それは、自分が抵抗しないで受け入れているからである。

3 「出してなるものか」と、戦う気持ちで抵抗すると、かなり少な
  くなる。けれども、疲れる。
 ただし、気を抜くと、瞬く間に崩壊して、逆に出やすくなる。

4 別のものをイメージすると、別の数字が出始める。つまり「嫌い
  な数字」は出にくくなる。
 それは、「嫌いな数字」に関心が薄らいだからである。

 ついでに宣伝させてもらうと、『欠点を長所に変える話し方』
(PHP研究所)の中で、短所を治そうとするよりも、長所を伸ばし
たほうがいい」という箇所があるが、それは、共時性においても同じ
だといえるのだ。

 願いを叶える最も理想的なのは、『意識の法則』(長崎出版)にも
あるように、軽く閃きのようにそのこと(あるいは、その人)のこと
を想ったときである。

 言い換えれば、瞑想状態にあるときである。
 だから、日常が瞑想状態であればあるほど、それが起こる。(と言っ
ても、日常生活を営みながらこの瞑想状態をキープできる人は、ほと
んどいないだろうが)