詰問系タイプは、全身が傷だらけ(1)

 お叱りのメールをいただいた。以前も一度、似たようなメールをいただいたことがあります。
 まずは、指摘していただいて、ありがとうございます。

 それは、
「私だって、傷つきます」
「(人の心や未来なんて分かりっこないのに)そんなに断定的に言ってもらいたくない」
 といった内容です。

 確かにそうですね。

 私自身は、メルマガを書くとき、頭の中で「自分中心心理学」のことを把握してます。
 (当たり前ですね。私が考え出した心理学ですから。)

 それを前提にするので、しばしば、説明の言葉が足りません。
 あるいは、私の本を読んでくださっていて、少しは「自分中心心理学」を理解してくださっているものと、(OKを出して)甘えています。
 メルマガだけで、それ以外の情報がまったくない人にとっては、驚きかも知れません。

 例えば「人間脳タイプ」あるいは「詰問系タイプ」は、感情が育っていない……等。
 こんな文章を読めば、頭にくるでしょう。
「そんなことはない。私だって、傷ついているわ。感情が育っていないどころか、毎日、毎日、傷つきっぱなしよ」

 それは分かっています。私にとっては、それは前提だからです。
 その人の環境の中で、無数に。数えきれないほど、傷つけられた。肉体で言えば、致命傷には至らないけれども、全身傷だらけです。

 あまりにも傷つけられ過ぎて、自分を守るために、心を遮断するしかなかった……。
 だから「他者中心的」に人の言動に敏感で、傷つく。その一方で、心を遮断しているから、対人では、相手の心を感じられない、ということなのです。

 もちろんこれは、「あなたが」と「特定の個人の人」に言っているわけではありません。感じ方のレベルは人それぞれですので、誤解のなきように。飽くまでも「自分中心心理学」における分類や、言動パターンの上でのことと、ご理解いただきたい。

 メルマガで、すべての人に満足してもらうことは不可能です。
 明らかにカウンセリングが必要。それも継続的に受ける必要があるという相談の場合など、心が痛みながらも、メルマガなどで無責任なことを言うことはできません。

 どんな場合も、メルマガで、特定の個人に向けて悪意を抱いたり、「個人攻撃する」ことはありません。少なくとも、そう努めています。
 ですから、メルマガでの内容は、自分中心心理学での分類や言動パターンでの「一般論」として受け止めていただければ、幸いです。

 次回に回しますが、これが大事なことです。
 私自身も、自分を基準にしているために、受け止め方の感覚が異なることに気づいたのです。

(※誹謗中傷の類いのメールは、当方の判断で除外します。もっとも、幸いなことに、一度もそんなメールは来ていません。)(つづく)