詰問系タイプは、全身が傷だらけ(3)

 私がつい、断定的に言ってしまうのも、頭の中でパターンをイメージしているからです。
 パターンやタイプは、典型的な例ですから、その診断や分析結果としてそうなるという程度の意味だと解釈していただきたい。
 前回は、こんな話をしました。

 それはともかく、「自分中心心理学」では脳の構造やその言動パターンによって、5つのタイプに分けています。
 このパターンは、私が1988年あたりから心理療法に携わって以来、カウンセリングの中で確信してきたパターンです。
 リズムはタイプやパターンということに関しての興味という点でいえば、私の中では、心理学より古いかも知れません。

 人間の生命やその営みを偶然の産物と捉えるか否か。
 人間の肉体の構成の超正確さひとつとっても、「規則性もなく、偶然の産物」として捉えるほうが、私にとっては無謀のような気がします。

 頭を叩けば、頭が痛い。頭を叩いて、手が痛んだりはしません。
 手をつねれば、手が痛い。手をつねって、頭が痛むことはありません。

 例えば最近、元ダイアナ后の本を読みました。
 彼女の人生は、私が「同情の支配」と呼んでいる典型です。
 彼女があんな末路になるずっと以前から、彼女の「同情の支配」のことは、オールイズワンで指摘していました。

 改めて本を読んでみると、そのパターン通りに進み、エスカレートしていっています。

「同情」を使って相手を支配する。同情で子供やマスコミや大衆を味方につける。自分を傷つけて、チャールズ皇太子や彼のガールフレンドらに復讐しようとする。
 そのためには、自分が悲劇のヒロインでなければならない。それを演出もしていた、などなど。むろん、その二人の争い方も定石通りです。

 というふうに、常々言っている「信念→思考→感情→行動」という流れになって、その信念通りの結果となるのです。

 このパターンの見方を細かく分析できる能力が高ければ高いほど、未来予測の確立度も高くなるでしょう。(つづく)