どっちを選んでいいかわからない
どっちがいいか迷ってるときは、五分五分だと、本に何度か書いている。
自分の今の気分や感じ方は、“無意識と潜在意識”が統合された中で、そんな感じ方をしていると捉える。
あなたの無意識は、いまの状態だけでなく、“未来もわかっていて、さらに過去も含めた中で判断している”と私は考えている。
その統合された情報を、あなたに“感情・感覚・気分”として、メッセージを送っているのだと。
あなたの無意識は、それほど未来をも見通す力を備えている。
顕在意識がわかっていないだけだ。
だから実は、どちらを選択したらいいかを迷っているときは、どちらを選んでも、結果は似たようなものになるだろう。
「どっちを選んでも結果は一緒」とは言うものの、その結果が、プラスの人もいればマイナスの人もいる。
プラス発想の人は、どっちを選んでもプラスになる。
マイナス発想の人は、どっちを選んでもマイナスになる。
例えば、今日、付き合ったほうがいいかどうか、迷っている。
行きたいか行きたくないか、自分でもわからない。
肯定的な人は、こう発想する。
(行かないと決めたときは)行かないでよかった。断ることができてよかった。
(行くと決めたら)みんなと一緒に過ごせてよかった。
そういう人は、途中で帰りたくなったら、帰ることができるだろう。
否定的な人は、こう発想する。
(行ったら行ったで)やっぱり、来ないほうがよかったのかも知れない。
(行かなかったら行かないで)「みんな、どうしているかなあ」などと、孤立したような気分になって、やっぱり行けばよかったのかなあ。
このように、自分の受け止め方が「迷う」。
だから何を選択しても、五分五分の気分になっていく。
つまり、いつも迷っている人は、どういった状況かが問題ではなくて、実は、その状況の受け止め方が問題なのだといえる。