過去を深く悩み後悔する
オールイズワンJPメルマガでNさんが「行動」について書いています。
「行動」を起こすとよいとわかっていながら、なぜ行動をしないのか。
それは、失敗するのが怖い。責任をとるのが怖いといった恐れがあるからでしょう。
行動することへの具体的な怖さの中には、「言葉で表現するのが怖い」「傷つくのが怖い」というのもあります。
悩みが悩みとして解決しないとき、その奥には、「行動するのが怖い、表現するのが怖い」といった恐れが隠れているのです。
「あのとき、私がAではなくBの選択をしていたら、こんなふうにはならなかった。もっと幸福になっていたはずだ」
などと過去のことを悔やむメールをいただくことが少なくありません。
もしあなたが過去の選択のことを思って、「どうしてあのとき……」
と悩んでいるとしたら、自分に向かって、こう言ってください。
「もし私が、AではなくBの選択をしていたとしても、結局、同じ結果になっていたに違いない」
事実、そうなのです。
Aを選んでも、Bを選んでも、結果は同じです。
どうしてでしょうか。
それは、自分自身の言動パターンがそうだからです。
自分自身のライフスタイルが、そうだからです。
自分の人生は、自分が自分の手で彩っています。
そのひな形となっているのが、自分のライフスタイルであり、言動パターンなのです。
あなた自身およびあなたの環境や周囲で起こることは、あなた自身が、そのひな形を元にデザインしていきます。
ひな形が決まっているので、デザインされたものも、そのひな形を外れることはありません。
例えば、ここにあなたの憧れるA会社と、普通の会社Bがあるとします。
あなたは、このとき諸々の事情で、会社Bを選んでしまったことを“深く悩み、後悔しています”。
ではそんなあなたが、憧れのA会社に入社したとします。
あなたの願いは達成できました。
けれども、もしあなたが、「過去のことを深く悩むあなた」であれば、やっぱりあなたは、A会社で体験するもろもろの出来事を通して“過去のことを深く悩むあなた”であるがゆえに、あなたはA会社で体験するもろもろのことについて、「こんなはずではなかった」と深く悩み後悔するでしょう。
もしかしたら、
「B社だったら、もっと私の活躍の場があったはずだ」
などと悩んでいるかも知れません。
だからどちらを選んでも、結果は同じなのです。
異なった入り口から入っても、泳ぐのが好きな人は川を求めます。岩山が好きな人は、岩山を探して歩きます。道路が好きな人は、道路を目指すのです。
むしろ、A会社であれB会社であれ、体験することはすべて「自分が自分に突きつけている課題」なのです。
むろんその目的は「自分を愛するため」なのですが……。