お金持ち、幸せな人の意識
「私が幸せになってはいけない」という意識は、お金でいえば「お金持ちになってはいけない」という意識です。
同じ場面を体験していても、不幸になる解釈をする人と、幸せになる解釈をする人とがいます。
この違いは、非常に重要です。
なぜなら、そんな見方は、他の場面でも発揮されるからです。
他の場面であっても、不幸な人は不幸になる解釈をします。幸せな人は幸せになる解釈をします。
だから、幸せな人と不幸な人との差はどんどん、開いていきます。
同様に、「楽にお金持ちになる人」と「苦労してお金が入らない人」との差も、どんどん開いていきます。
スタートはまったく同じ条件であっても、その岐路、岐路で、「幸せになってはいけない。お金を得てはいけない人」はそれを叶える選択をし、「幸せになっていい。お金を得てもいい人」はそれを叶える選択をしていくのです。
この「選択」に大きく関与しているのが“実感”です。
例えば、
「なかなかうまくいかない。どうやってもうまくいかない。どうせうまくいかない」
こんな言葉をつぶやくと、どんな気持ちになるでしょうか。
こんな言葉をつぶやくだけで、すでに「うまくいかない」気分になってしまうでしょう。
もしあなたが、毎日、繰り返しこんな言葉を無自覚につぶやいていれば、あなたは「うまくいかない」気分が固定化されているかも知れません。
ところがあなたは、固定化されていても、それに気づかないために、そんな気分が物事を選択する基準となります。
自分中心になって自分に気づかないと、ほぼ自動的にそんな選択をしてしまうのです。
結果として、「うまくいかない」確率は非常に高くなるでしょう。
こんなふうにマイナスの実感が固定されていても、それに気づかなければ、知らないうちに「不幸になる。お金がない」人生を選択していくことになるでしょう。
しかも、自分ではそんな実感が固定化されていることに、気づかない人も少なくありません。
人によっては「プラスの実感」すら感じられない人もいます。
これを変えるには、“自覚して”、そんなマイナスの実感を、プラスの実感に変えていく必要があります。
それには、単純に、「可能な限り力を抜いてリラックスする」レッスンをする。
力を抜いてリラックスしているかどうかを自覚しながら日常生活を送る。これだけでも、固定化されたマイナスの実感を解くことができます。
自分を中心にしたリラックスであれば、いっそう効果的でしょう。