もっと「自分中心」でうまくいく 1
数年ほど前、ネットで玉やピラミッドの形をした天然石を数点買ったことがありました。乱採掘して地球を傷つけているなどと考えると罪悪感を覚えるので、感じないで済む程度の量を、というふうに、自分の感覚をみながら買ったものです。
「お金持ち感覚を磨く」レッスンでもこの罪悪感を扱いますが、私たちは、自分をみると、「欲しい」と思う一方で、こんなふうに「罪悪感を覚えて」います。
「お金持ちになる」ことを阻むのは、こんな罪悪感です。
それも、自分で気づいていれば修正できるのですが、大半の人たちが気づかずに罪悪感を覚えています。
もしあなたが、お金持ちになることを望みながら、それが達成できていない(過去において)、あるいは達成していく気配もない(未来において)としたら、あなたの中に、気づかない罪悪感がたくさんあるといえるでしょう。
「じゃあ、それを修正すればいいんだな」
と頭で思うのは簡単ですが、罪悪感は経験のレベルで感じているものですから、それはしっかりと自分の中に染みついていて、思考でなんとかなるものではありません。ましてや、気づかないのであれば、なおさら、どうしようもないでしょう。
その上、そんな罪悪感は質も量も深さも大きさもさまざまです。
ではどうやって、それを解消していけばいいのでしょうか。
それにはプラスの“実感”を上書きすることです 。
自分がどんなところに罪悪感を抱いているかはわからなくても、罪悪感を“感じる”ことはできます。
自分の罪悪感に気づくだけでも効果はあるのですが、気づくだけでは、自分に染みついている罪悪感を解消するには時間がかかります。
そんな罪悪感を相殺するために「プラス感覚の実感」を上書きするのです。
例えば私は、それらの天然石を玄関に並べています。
靴を履くとき、扉を開けるとき、それが目に入ります。
一瞬、立ち止まって、その透き通ったエネルギーを感じます。
その空間は、非常に清浄です。
そのエネルギーを実感してから出かけています。いまは、これがマイブームです。
この「エネルギーを実感する」が、プラスの上書きや積み重ねや継続性とつながっていくのです。
ただし、その効果を充分に発揮するには、これだけでは足りません。(つづく)