自分中心になる簡単な方法

 本ではどうしても伝わらないのが、「自分中心」感覚です。

 読者セミナーや感覚セッションでも、自分中心と他者中心の違いをお話するだけではなく、できるだけ多くの方に体感していただきたくて、日々、工夫しながら「自分中心」感覚が実感できる方法をお伝えしています。

 自分中心感覚を知らない人は、一生、それを知ることはないだろうと言えるほど、感覚の世界は絶妙です。

 どうして私が、「感覚、感覚」と口を酸っぱくして言うのか。それは、「感覚」の感じ方が“意識”のあり方だからです。

 しかもその“意識”が、自動的に「思考・感情・行動」までも決定づけてしまうからです。

 意識の在り方は、それこそ千差万別、かつ無限にあります。
 その「千差万別、かつ無限」の意識がそれに応じて形になっています。

 その意識を感覚の視点から語るとすれば、「自己信頼感覚」というのもあります。
 自己信頼感覚というのは、自分中心感覚と置き換えてもいいでしょう。

 だから、「自分中心感覚」を身につけてそれを高めていけば、それに応じたプラスのことが起こりはじめます。

「自分に自信がない」という人でも、感覚の感じ方をトレーニングすることで、自己信頼を高めることができます。

 例えば、本で書いているように、水や飲料水を飲むときの、飲み方で、自分中心感覚をレッスンすることもできます。
 非常に、簡単です。一分もあれば、実感できます。
(やり方の説明は省きますが。)

 あるいは、「身体をリラックスさせるだけ」でも、意識は変わります。
 これも、簡単です。
 人によっては難しい人もいますが、繰り返せば、力は抜けてきます。

 ふだん緊張しているか、リラックスしているか、それだけで人生が変わります。

 なぜなら、緊張していれば、その緊張に応じた「思考・感情・行動」になっていくからです。
 リラックスしていれば、その弛緩に応じた「思考・感情・行動」になっていくからです。

 だから、この「緊張と弛緩」の違いだけでも、まったく正反対の人生となっていくと言ってもいいぐらいなのです。

 こんな話を織り交ぜながら、セミナーで、
「いま、レッスンして実感した自分中心感覚を身につけるだけでも、いいんです。
 3か月間ほどトレーニングして、この感覚をマスターすれば、それだけで人生が変わってしまうんですよ。簡単でしょう」
 と何度も繰り返しても、セミナーの部屋を出たとたん、忘れてしまう人がほとんどです。

 セミナーに参加して「自分中心感覚」のレッスン方法を知った方々にお伝えしたい。
「自分中心感覚」を実感、それを身につけるだけで、人生が変わります。

 ほんとうに、もったいない!!

 すぐに忘れてしまうのではなく、レッスンして、その感覚を「当たり前」のように身につけてほしい。
 たったそれだけで、「選択するもの」が変わってしまうのですから。

 しかも、おまけに、「人間関係」でも、自然と、相手の対応に変化があらわれますよ。もちろん、プラスに、です。