どうして感情を基準にしたほうがいいのか3
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自分の感情を基準にして、その「小さなしたくない」の願いを、その都度叶えてあげていたらどうでしょうか。
その都度解消してしまうので、そんな大きな不満となることはありません。
私が常々、「自分の欲求を満たす」「自分の願いを叶えてあげる」ことを大事にしましょうと言っているのはこういうことであって、「大きな感情」のしかもマイナスの感情を抱いたときに、すぐにその欲求を叶えましょう、争ってでも叶えましょう、と言っているわけではりありません。
自著では、こんな話をたびたびしています。
けれども「自分の感情を基準にしたほうがいい」と言えるのは、もっと重要な理由があるからです。
繰り返し強調しておきたいことです。
「感情」は、抑えたりコントロールするべきものではありません。
こんな感情の捉え方は間違っています。
こんな、言わば「迷信」が生まれたのは、自分の感情を大事にしてこなかったからです。
マイナス感情を解消させる方法を知らなかったために、蓄積した感情を抑えようとしたりコントロールしなければ、感情が暴走してしまうと、勘違いしたためです。
感情を抑えたりコントロールすることで満足することはありません。
なぜなら、感情を抑えたりコントロールしなければならなくなったのは、
「無数の小さな欲求や願望」を叶えてあげてこなかったからです。
にもかかわらず、感情を抑えたりコントロールしようとしています。
多くの人たちが、いまだ、反対のことをしているのです。
この点を、大半の人が勘違いしています。
感情を基準にしていると、もちろん、自分の感情に気づきやすくなります。
自分の感情を大事にして、自分の感情を大事にすることができれば、その都度、自分に欲求や願望を叶えてあげたり、マイナス感情であれば、その解消に努めるでしょう。
自分の感情の解消に努めるでしょう。
なぜなら、自分の小さな欲求や願望を叶えてあげる心地よさ、あるいは、自分の感情を解消できている状態が、いかにスッキリしているかを経験的に知っているからです。
とりわけマイナス感情は、早めに解消できるように手当することで、感情的な引き摺りやこだわりも減ってきます。
それは言い換えれば、頭と心がスッキリするということです。
頭と心がスッキリすれば、頭の回転もよくなります。
囚われが少なくなるので、それに応じて集中力も高くなるでしょう。
しかも、自分の顕在意識と無意識のギャップが矛盾しなくなるため、自分の顕在意識と無意識が一致しやすくなるその分だけ、自分の願いも叶いやすくなります。もちろん、それは肯定的に、です。
私たちには、計り知れないほどの能力が備わっています。
感情が解放されて自由になればなるほど、その能力が開花していくでしょう。(おわり)