すぐ相手の言葉に反応してしまう

すぐ相手の言葉に反応してしまう

 他者中心の人ほど、人と話をしているとき、相手が言葉を発すると、どうしても相手の言葉に囚われてしまいます。

 無意識に、相手に従わなければならないと思っている人は、相手の言う言葉に対して、自動的に答えようとするでしょう。
 例えば相手が「電話をしないで」と言えば、その言葉を忠実に守ろうとしてしまいます。

 このとき、自分自身はどんな気持ちなのか。自分もそれでいいと思っているのか、ほんとうは、自分は電話をしたいのか、その瞬間の自分の気持ちに気づかない人も少なくありません。

 人と戦っている人は、相手の主張や言い分を論破して、言葉で勝とうとするでしょう。
 相手の言葉に感情的に反応して、感情的な勢いで相手を抑え込もうとする人もいます。

 いずれにしても、自分がそんなふうに半ば自動的に相手の言葉に反応しているとき、自分がどういう気持ちになっているかに気づかないものです。

 しかも、気づいたときには、お互いに、
「なにとぼけたこと言ってるのよッ!馬鹿にしないでよッ!」
 と激しく感情的に叫んでいたり、
「よーし、そっちがその気なら、俺だって」
 などと決定的なことを言って、後の祭りと言うことにもなり兼ねません。

 もし、相手が発する言葉に対して、そのときどきに、「自分がどんな気持ちになっているのか」に気づくことができれば、相手から「電話しないで」と言われても、「私は、電話したいんだ」と答えるかもしれません。
 あるいは、「(私は電話したいので)いつだったら、いいんですか」と返すかもしれません。
「じゃあ、メールはどうですか」と聞くかもしれません。
 あるいは、「電話しないで」と言われても、「電話するね」と答えるかもしれません。

 こんなふうに、相手の言葉に囚われるのではなく、相手が言った言葉に対して「自分が、どんな気持ちになっているのか」、そのときどきの自分の気持ちに気づくことができれば、もっとプラスの会話に発展したり、建設的な会話になったり、お互いに理解し合える会話になっていくのではないでしょうか。

 相手の言葉が、自分心にどう響くか。相手の言葉に対して、どんな気持ちになっているか。

 また、これに気づくことができれば、「自分が相手に対して、どんな気持ちでその言葉を言っているか」にも気づくようになるでしょう。

 自分がどんな気持ちで、その言葉を言っているのか。それに気づくことができれば、まさに相手も、その気持ち通りに反応しているということにも気づくでしょう。

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