「なりたい自分」を引き寄せる方法
「職場の人と関係が悪くなってしまったことに悩んでいます。悪口やいやがらせをされたことについて言い返したいし、話し合いたいです。でも相手は正社員だし、会社の人からすごく頼られてる優秀な人なので、ただのパートの自分が何を言ったところで解決しないんじゃないかと弱気になります。
自分中心は本当に誰でもできることなんですか?
一人っ子で自信の無い私でも、できますか?」
こんな相談をメールでいただきました。
こんな状況になっているとき、自分がどうすればいいか。すでに、自分の中に答えがあります。
もちろん、相談者の方は、どうしたらいいか、わからないでしょう。
でもそれは、あまりにも漠然と捉えてしまうから、見えていないだけです。 あるいは、自分の価値を低くみてしまっても、どうしたらいいか、さっぱりわからない、ということになるでしょう。
前回も書いたように感情は「情報」です。
感情は、抑えるものでも、コントロールすべきものでもありません。
詳しい内容は、『「なりたい自分」を引き寄せる方法』(サンマーク出版)を読んでいただくとして、感情を「情報」として捉えれば、何もかもがスッキリと見えてきます。
もちろんそれはまた、すべて、“自分のための情報”です。
相手のため、というのは、ひとまずは、考える必要がありません。
なぜなら、無理にしなくても、「人のために尽くしたい。協力したい。愛し合いたい」というのは、私たちの根源的な欲求だからです。
そんな欲求をどうして発揮できないか。
それは、感情を抑えているからです。
感情を「情報」として捉えると、自分の心がどんどん、自由になっていきます。
実に簡単です。
それには、自分の感情の「いま」を観るレッスンからはじめましょう。
このメールの方の場合は、例えば、その苦手な相手に対して、“いま”イラッとした自分の感情に気づいた、としましょう。
それは“いま”、苦手な相手が、私に、こんな言葉を言ったからだ。
苦手な相手が、私に、こんな態度をとったからだ。
それに気づくだけで、解決方法が見えてきます。
こんなふうに、問題解決をするにも、願望達成するにも、「いま」の感情に気づくことが最も大事です。
複雑に深く捉えることはありません。
もちろん、具体的な捉え方、考え方、対処方法は、今回の中経出版のように、具体的なスキルを学ぶことは必須です。
必須ですが、ほんとうは、自分中心になってくると、自然と見えてくることばかりです。
それには単に「感情は情報だ」と、自分に入力設定するだけです。
もしかしたら、これだけで「目が醒める」思いをする人も、いるかもしれません。