意識を整えたほうが早い

 自分中心心理学では、形が先か意識が先かということでいえば、「意識が先にある」というふうに捉えています。

 自分中心心理学という言い方をすると、多少「予防線を張っている」言い方ですね。ほんとうは、私自身がそういうふうに捉えているということです。
 この捉え方についてはどこまで通用するのか、私自身も依然として検証中です。
 もしこれを前提とするなら常に自分を第三者として観察し、自分の意識、実感をチェックしながら、「結果」と照らし合わせる必要があります。

 もし「意識が先」だということが真実だとしたら、いま目の前で自分に起こっている現象は、「意識の結果」ということになります。
 しかもそれが真実だとしたら、ミクロの世界のおいても、それは真実だということになります。

 意識が現実を創るという捉え方は、私だけが言っていることではありません。他の多くの人も言っています。とりわけスピリチュアル系、願望達成、お金持ち達成系の人たちは、当たり前のように言っています。

 共時性という言葉もいまや、一般的な認識として、私たちの中に浸透しつつあるかと思います。

「意識が先」という捉え方をすれば、その共時性すらも、共時性というよりは、すべて、私たちの意識が創りだしたもの、というふうに私自身は解釈しています。
 私流に言えば、共時性という現象で私たちが体験するのは、そのときの意識に矛盾がなかった。だから、それが、はっきりと共時性という形で顕れた、ということになります。

 もっとも、厳密に言えば、「意識が先」ということを心から信じ、物事の全てをその視点から観て「その真実性をミクロところまで確認している人」は皆無といっていいでしょう。

 なぜなら、その真実性を確認するためには、常に自分を自覚し、そして実感し、また同時に観察しつづけることが必須となるからです。

 いま実施している無料ダウンロードレッスンでは、すでに二百数十人を越える人たちから申し込みがあり、びっくりしています。

 あまり無料でのダウンロードが多いと、後で有料化したときに申し込みがなくなってしまうのではないかと、少々不安にもなりました。

 それでも、
「心がラクになったり、人生がよくなっていく人たちが増えるのだから、いいじゃないか」
 という気持ちのほうが優っています。
 ひとりでも、自分中心で生きる人たちが増えれば、社会も変わります。

 アンケートにも、思った以上にたくさんの方から体験談等をいただいています。
 実行するのが難しいという人よりも、
「こんな感じ方をしたのは、初めてだ」
「自分を大事にしていなかったのだと気づいた」
「自分のいろいろな心、思いに気づいた」
「日常生活が変化してきた」
 といったコメントのほうが圧倒的です。

 実行するのが難しいという人であっても、「自分を感じる」というのは、自分を愛するための基本です。少しずつレッスンしていけば、必ず「自分中心」の感覚が増えていきます。

 多くの方々が関心をもってくださるということは、非常に「嬉しい」ことです。
 少しずつでもレッスンしていただければ、必ず、ご自分の人生の方向をプラスに向けることができるはずです。

 なぜなら、そのレッスンは「実感する」だけでいいからです。

「実感」は「意識」です。

 私自身も、普段から「意識が先」ということをレッスンしています。
「意識が先」ということを知れば、どれだけラクになることでしょう。
 形は後からついてくる。
 自分は「意識を整えるだけ」でいいのですから。

 戦う「戦う意識」が戦う状況をつくるとしたら、意識を整えて、小さなところから、戦うことをやめていけばいいだけです。

 また、この「戦うことをやめる」ということも、実際の行動としては、「自分にとって気持ちのいいことを増やす」ということです。
 気持ちのいいことを増やせば、自然と戦うことが減っていくからです。

 もろもろの意味で、今回の無料ダウンロードは、自分の人生を根本からプラスの方向に軌道修正することができるでしょう。
 いまの社会に絶望したり嘆いたりしている人ほど、レッスンして、自分を満たしていってほしいと思います。