行動するということ

 行動する、ということを、大きく捉えない。小さな行動が大事。
 大きく捉えようとするから、動くのが怖くなります。
 決めてから、目標を決めてから行動する。ではなくて、
「決めるために、行動する」
 という発想が大事なのです。。

 大きな目標をもっている人だったらそれでいいでしょう。大金持ちになりたいという目標があれば、それに向かって努力できる人だったら、いいのでしょう。

 しかし、多くの人たちが、お金もほしい。仕事のスキルもあげたい。
 人間関係も円滑にできるようになりたい。等々。これらは厳密に言うと、「理想がかなったらいいなああ〜」程度で、リアル感がありません。

 これは、願望とは言いがたいでしょう。

 願望を達成するには「リアル」に感じることができるかどうか、が鍵となります。

 けれども、実は、リアルに実感できない理由があります。

 例えば、会社で出世したい、と考えたとしましょう。

 リアルに捉えれば、ポストが上になるだけではありません。

 それにともなう責任はどうでしょうか。

 あるいは、給料が上がったとしましょう。
 それに見合った仕事をしなければならない、というふうに考えたりするのではないでしょうか。

 あるいは、上司として、みんなの期待に答えなければならない、というふうに考えないでしょうか。

 失敗してはいけない。部下をしっかりと指導しなければならない、等々考えてたりしないでしょうか。

 単純に、
 給料があがってよかった。
 部下や上司が、自分に期待するのは、彼らの勝手。自分はマイペースでやろう。

 などと割り切って考えることはできません。

 それらに対して「恐れを抱いている」というのがリアルな感じ方だとすれば、これが形になります。

 だから、出世しない、というのが実は、自分の深いところでの「願望」であると言えるのです。
 だからこそ、そんなことを恐れないスキルを同時に育てて行く必要があるのです。