思った通りの人生になってない

思った通りの人生になってない

 自分の思って通りの人生になる。
 自分の今の状況は、自分自身が引き寄せたものだ。

 こんな考え方が、かなり社会に行き渡ってきていると思います。
 無意識の視点からみると、これは事実だというしかありません。

 ただ、自分中心心理学では、その思いが叶うというのは自分自身が無意識にそうだと強く思い込んでいること、無意識に強く実感していることだと、言い続けてきました。

 この「実感」は、見過ごされやすい点です。

 それは日々、自分をみていないと、どんな実感をしているか、ということに気づかないからです。
 また、その分量もわからないでしょう。

「自分では、肯定的に生きているつもりです。でも、現実的には、少しも好転しません」
 そう言いたくなる人もいるかもしれません。

 実感の分量といっても、それは形に見えないので、誰とも比較しようがありません。自分でさえも、どれぐらいの実感が、どのレベルなのかということは、わからない人が多いでしょう。

 一見陽気で、いつも楽しくやっている、というふうに映る人が、人生のトータルでは、決してうまくいっていないという例もいます。

 引き寄せの法則でいえば、その人は、そんなに陽気で楽しそうにしているのだから、ますます幸せに、お金も潤沢に持っていなければおかしいはずです。

 でも実際には、そうはなっていない。

 このとき、多くの人は、つい、いま自分が置かれている現実のほうに囚われていきます。

 現実に囚われたら、
「なんだ、やっぱり、引き寄せの法則なんて、嘘だ」
 というふうに思ってしまうでしょう。

 大事なのは、この点です。

 私たちがどうしても現実のほうに眼を向けてしまうのは、まさに眼があるからです。
 さまざまな情報の大半は、視覚からの情報だといわれています。

 例えば、先の例でいえば、見た眼にはとても朗らかで陽気です。
 けれども、これも見た眼です。

 では、このとき、その人の朗らかそうに見える容貌よりも、その人の「つぶやき」に眼を向けるとどうでしょうか。

 もしその人が、収入が乏しいとしたら、お金を手に握っているとき、どんな呟きをしているか。

 手に握っているお金をみながら、例えば、
「ああ、また、これを買うと、お金が出ていくのか」
 と呟いているかもしれません。

 お財布をみると、
「ああ、たったこれだけしかないのか」
 と呟いているかもしれません。

 ここではじめて、この人は、お金に強いこだわりがあって、お金に関しては、「ない」を実感している、とわかります。
 だから、お金が入らない……。

 もし眼からの情報よりも、「感じること」を信じるならば、陽気に振る舞って「運を呼び込む」方法よりも、「お金がない」という実感のほうを変えていったほうがいいのです。

 こんなふうに、日ごろから、自分がどんな言葉を呟いているか。
 それが自分の人生に影響するというのであれば、もっと意識的に、自分が呟いている言葉に気づいたほうがいいのです。

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