「協力したい、でも、うるさい」

「協力したい、でも、うるさい」

 例えば職場で、新米の同僚があなたに、
「ここがまだ、理解できていないので、教えてください」
 と聞いてきたとしましょう。

 こんなとき、あなたは、どんな対応をしています。

 特に、自分の「意識」や「気持ち」のほうが重要です。

 そうやって尋ねられたり、頼りにされたとき、
「自分のできることは、協力したい」
 という肯定的な気持ちになっているでしょうか。
 それとも、
「もう、うるさいなあ。そんなことは、自分で調べたらどうなんだ」
 といったネガティブな気持ちで受けているでしょうか。

 気持ちでは誰もが、人に協力したいと思うものです。
 が、実際にいま、目の前で、こんな場面になったときは、どんな気分で応じているでしょうか。

「もう、この人は、なんて迷惑を掛けてばかりいる人なんだ」
 という反応を返したりしていませんか。

 損得勘定に囚われている人は、人のために動くのは、損するという思いから、苦虫を潰したような顔やイライラ顔で反応していないでしょうか。

 もしあなたが、こんな否定的な感情で反応しているとしたら、それはどうしてでしょうか。

 もしかしたら、「ポジティブな感情」の感じ方の感度が低いのかもしれません。
 それは、ポジティブな感情がないというよりは、ポジティブな感情を感じる経験が乏しかったということなのかもしれません。

 愛された経験が乏しければ、「愛されて嬉しい、幸せ」というポジティブな感情は育ちにくいでしょう。

 でも、もう一つ、大きな理由があります。

 それは、もしかしたら、単に、「相手を優先してしまう」からなのかもしれません。

 ではこんなとき、どうしたらいいのでしょうか。
 それは、「自分を優先する」ことです。

 私たちは、相手から頼まれると、つい、自分の気持ちや感情を無視して、即、相手のニーズに応えようとしてしまいます。

 子供がいる家庭を想像すれば、イメージが湧くでしょう。

 子供にとりわけ学校の宿題や行事のことを頼まれると、自分のやっていることを差し置いて、子供に応じてしまいます。

 自分がそうだから、反対に、自分が子供に用事があれば、子供のやっていることを中断させて、自分の要求に応じさせようとします。
 もちろん、子供も苛立ったりふて腐れたりする態度で動きます。

 こんな「相手を優先してしまう」ことが、ネガティブな感情を生んでいるのです。

 こんなときは、相手のことよりは、「自分を基準」にして、
「今はすぐに無理だから、30分待ってくれない」
「これが終わったら、声を掛けるね」
 などと、自分が不快にならない決め方をするのです。

 これは、「自分を尊重する」ということです。

 そしてまた、これは、相手に対しても、言外に「自分を尊重してほしい」というメッセージ伝えることにもなるのです。

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