本当は「お金持ち」になりたくない意識 

自分中心心理学を基盤としたセミナーは、
経済的な豊かさも売りにしている。
自分中心になればなるほど、結果として、
業績も金銭的なものもレベルアップすると、
自信を持って言える。
それで全く駄目だとしたら、
どこかとらえ方が間違っていると言えるだろう。

自分中心心理学の概念では、どこを切っても、自分自身が見える。
普段は、自己信頼や意志、自分の気持ちや感情、
感覚といったものを重視したセミナーを実施している。
私自身が感情脳タイプだから、
脳幹的傾向のワークより、感情脳的傾向のワークのほうが、
私自身がおもしろいからである。

だから最初の“入力設定”を「お金」にすれは、それに関するワークも、
できる。

お金の受け入れ方も、自分の受け入れ方も、おおざっぱに言えば、
比例する。

有り体に言えば、他者中心であればあるほど、金運も遠くなる。

たとえば、脳幹タイプでも、儲ける人とそうでない人がいる。
脳幹タイプは、「所有」をめざす。

だから、所有を目指す脳幹タイプは、儲けるのがうまい。
ただし、脳幹タイプは、儲けるのはうまくても、
「苦労しながら儲ける」となる可能性が高い。
自分中心心理学が目指すのは、「楽に儲ける」である。だから、
脳幹タイプの人は自分中心になればなるほど、
「楽に儲ける」ことができるだろう。

他方、「戦う」のを目標とする脳幹タイプもいる。
この「戦うのを目標としている脳幹タイプ」は、儲けない。
感情を抑えた脳幹タイプ的感情脳タイプも、
儲けにくい(詳しい意識の説明は省く)。

この「戦う」を目標とする脳幹タイプは、儲けない。

理由は、簡単である。
「儲ける」よりも、「戦う」ことを目指すからである。
スポーツを目指せば、戦うのが目標だから、その結果、能力が高ければ、
高く評価される。
その結果、大金が入る。
けれどもそれは、「スポーツで活躍した」という
結果でのお金持ちである。

では、その「戦う」を、日常で発揮したらどうなるか。
言わずもがな。
儲けるわけがない。
なぜなら、儲けることよりも、
戦うのが目標となっているからである。

だから、人間関係でも、戦うところに焦点が当たる。
戦うところに、敏感に反応する。

その多くが、無自覚に、無意識に。

この無自覚、無意識というのが、“致命的である”。

「戦う脳幹タイプ」の話は、ほんの一例。
他にも「本当はお金持ちになりたくない意識」というのは、
たくさんある。

自分中心心理学では、そんな「お金持ちになりたくない意識」を探り、
「お金持ちになりたい意識」を育てることができる。

「お金に対する自分の意識」を変えることで、改善できる。

しかもその「改善方法」は、
とんでもなく自己信頼へと自分を導くものでもある。