堂々巡りの思考をするのは、どうしてか

あなたが、もし、ある問題について考えているとき、
堂々巡りの思考に陥っているとしたら、どんなに考えても、
その答えは見つからないでしょう。

答えが見つからないのは、本当の問題は、別のところにあるからです。

どんなにあなたが、考えて考えて、考え抜いて「これが最適だ」
と思えたとしても、それでもスッキリとは決められず、
やっぱり迷うでしょう。

なぜなら、その「最適と思える」中には、
自分の気持ちや感情が入っていないからです。

どんなに「最適」だと思えたとしても、
自分の気持ちや感情を無視していれば、決して納得しません。
私たちは、本質的に、自分の気持ちや感情を大事にしたいからです。

さらにもっと「重要な問題」があります。

それは、どうして思考で解決しようとするのか、ということです。

実は、それは、あなたは自覚していないかも知れませんが、
無意識のところで「主張すること、行動すること」が
怖いと感じているからです。

その怖さは、あなたが自覚している以上のレベルです。
だから、思考で何とかしようとあがくのです。

「他者中心」の人ほど、それを恐れています。
 
自己主張をすると争いになって、傷ついてしまう。
「傷ついてつらい思いをするぐらいなら、いっそ、我慢してしまえ」

こんな生き方は、かえって、厳しい人生をつくっていきます。

・自分を大事にするために自己表現する。
・自分の人生を変えるため、自分を守るために、能動的に行動する。

堂々巡りの思考から抜け出すには、
そのための具体的なスキルが必須です。