嫉妬してしまう

ここ数日、嫉妬の話が多く、メール相談でもきています。

嫉妬心は、抑えようとすればするほど、エスカレートしていきます。

ですから、まずは「嫉妬心は在るものだ」として受け入れましょう。

嫉妬心に苦しむ人は、その苦しさのあまり、無意識に、
自分の中にある嫉妬心をすべて消してしまいたい、
抹殺してしまいたいと思うほどの強烈さで毛嫌いします。

無意識にそう願って、自分の嫉妬心に抵抗し悪戦苦闘するから、
いっそうつらくなるのです。
心から、こう思ってください。
「嫉妬心を完全に消去することはできません」
嫉妬心は、あって当たり前、です。
それを前提とすると、ちょっとラクになるはずです。
「なあんだ、嫉妬するのは、当たり前かあ」
です。

そのためにも、自分が「いま嫉妬している」、
その感情に気づく必要があります。

そして実際に、嫉妬している自分に気づいたとき、
「ああ、そうだなあ。いま、嫉妬してるなあ。
嫉妬するのも無理ないか。嫉妬するのは当たり前だよ」
といった言葉で、自分のその感情を認めましょう。

認めるというのは、自分自身のそんなマイナス感情を
認めるということです。
認めると、(少しかも知れませんが)落ち着きます。
それは、「私の感情を愛してあげている」ことになるからです。

嫉妬心も、自分の肉体の中にある機能の一つです。
嫉妬のようなマイナス感情であっても、
それは「私に備わっている持ち物」です。

だから、そんな「私のマイナス感情」をも“愛してあげましょう”。

自分の中にある感情を認めると落ち着くのは、
そんな自分を、あなたが愛してあげたからなのです。
100パーセント落ち着くわけではないにしても、
その中に、自分を認める満足感があるのを
感じることができるはずです。  つづく