恩讐を超えて  Mさん

いかがお過ごしでしょうか。

以前、「時空を超えて」という記事を
石原加受子の光と波のきろくに
載せていただいたことがありました。

子供の頃に、猫にいたずらを
したことがあって、時空を超えて、
別の猫に仕返しされたというお話でした。

今回は、その後のお話です。

今朝、日課のウォーキングに出かけました。

辺りは、まだ、暗い時間帯です。

家の前の道路をしばらく、歩いていると、
足下に、子猫が近づいてきました。

そして、私の足に体をすり寄せて、
ゆっくりと、私の足下を回り始めました。

「どうしたんだい?」

甘えているのかなと思い、
頭をなでようとしたら、
その子猫は、その場を離れて行きました。

「へー、そんなこともあるもんだ」

猫が私に近づいてきたのは、
以前、東京で、オールイズワンに
通っていた頃以来の出来事でした。

そして、あの頃も帰り道に、
必ず、通る所に、猫がいて、
ニャーと鳴きながら、私の所へ、
来ていたのを思い出しました。

そこで、私は、ふと思いました。

「ああ、もう、仕返しは、済んだんだね」

「恩讐を超えて、仲良くすることを
選んだんだね」

恐らく、今回も、別の猫とのお話でしたが、
それは、私にとっては、象徴的な
出来事のように思いました。

それは、また、今の私の人間関係とも
重なると思ったお話でした。