手作りの実感 Mさん

先程、私が書いた、石原加受子先生に
送った文章をざっと、読み返した。

あれ?おかしいな。

この文章、どこかで、読んだことがある。

以前、似た文体の文章を見たことがある。

どこだったっけ?

ああ、わかった。

AIOニュースだ。

オールイズワンの会報誌のことだ。

あの頃の会員さんの記事の文体に、
よく似ているのだった。

そんなことを思い出した。

その会員さんは、もういない。

ご自分の家に帰られたのだ。

そして、私は、今もなお、
オールイズワンに残っている。

古参だと思われているかもしれないが、
年は、まだ、若い方に入るのかもしれない。

どうだろうか。

オールイズワンの方々は、
ほんと、当たり前だが、
自分を大事にすることに関心が高い。

よく、自分の心を観察されている。

最近、思うのは、どこから、どこまでが
自分なのか、あまり、境界線がないような気がする。

人のことを言っているようで、
実は、自分のことだったりもするからだ。

結局、自分中心なのだから、
人は、皆、ただ、それに気づくだけでよさそうだ。

あの頃の手書き風の会報誌は、
今も机の引き出しにしまってある。

こだわりを手放して行くにつれて、
まさに、オールイズワンなのだと思うに違いない。

この手作り感にこそ、
暖かみを感じたりもするものだ。

今日も1日、よくできました。

また、明日も1日、自分を労りたい。

そんな1日の繰り返しが大きな一歩を
生み出していく原動力になるに違いない。

今に生きる、この感性。

手作りに美しさを感じる、この環境。

自分らしさを探している内に、
気づいたら、ここまで、たどり着いていた。

そんな自分を認めることが
今の私にとって、最善の出来事なのだろう。