本音を言えない人生の人  Mさん

相手の顔色を伺って、
常にビクビクしている人がいます。

次の瞬間、相手が怒ろうものなら、
天地がひっくり返ったようにビックリします。

家の中が安心できる場所では、
なかったのです。

そこの家の中では、独裁者が
ふんぞり返っていて、自分以外の人のことを
まるで、奴隷か、家畜ぐらいにしか、
思っていなかったようですね。

人権なんて言葉は、どこにも
ありませんでした。

まさに、どこかの独裁国家みたいな
家でした。

しかし、そこの家にも民主化の波が
押し寄せてきました。

家族が次々と独立していったのです。

すると、どうでしょうか。

自分の周りから、手足になっていた人たちが
いなくなって、その独裁者的に
振る舞っていた人も変わらざるを
得なくなりました。

誰もその人のことを代わりにしてあげる人が
いなくなりました。

ですから、自分のことを本気で、
見つめ直すきっかけとなったのでした。

これまでのように、自分が命令すれば、
周りがやってくれるということは、
なくなりました。

その人は、ただ、号令を
かけるだけの人だったのです。

やることなすことが全て、
初めての体験になりました。

「洗濯機に水は、どこから、
入れるのか?」

そんなことを尋ねもしました。

「体験しないとわからないねえ」

そんなことまで、呟くようになりました。

その独裁者は、昔、独裁者の元で、
生まれ育ちました。

その忌み嫌っていた相手と
同じ振る舞いをするように
なったのです。

ですから、相手に対して、
本音が言えません。

全て、相手のご機嫌を伺うことしか、
言えなかったのでした。

今、私たちは、思ったことを口にして、
意見をはっきり、述べることができます。

思ったことを言葉にして、
伝える能力があります。

そこには、自由さがあります。

自分を表現する喜びを
感じることもできます。

とても、恵まれた世界で、
生きられることに感謝します。

その独裁者だった人にもいつの日か、
自分の思うがままに、表現できる喜びを
知る日が来ることを願います。

その時に、自分のこだわりから、
解放されるでしょうから。

今まで、創り出していた悩みは、
幻だったと気づくことでしょうね。

そんな日を夢見ながら、今日も
楽しい1日を過ごします。

それこそが生きる喜びに
繋がることでしょうから。

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