ダイエットしたら余計に太ってしまう?!

ダイエットを何回チャレンジしても、しばらくして体重が元に戻ることでガッカリした経験のある人は多いのではないでしょうか?

ファスティングや糖質制限などでダイエットにトライした人は、その後再び体重が元に戻るか、さらに太る結果に終わることが多いです。

これを「ヨーヨー効果(yo-yo effect)」と呼んでいます。

飢餓や低血糖という極度のストレスに耐えながらダイエットしたのにも関わらず、振り子が振れるように、すぐに元に戻るということです。

その原因の理由の一つが最新の研究で報告されています。

飢餓状態では、私たちの体に危険シグナルが刻み込まれます。

この「危険な状態」というシグナルは、私たちの脳にも深く刻み込まれて、「お腹が空いた(空腹感)」という感覚がダイエット後に増強することが、実験で示されました。

ダイエット後には、以前にも増して食事量(摂取カロリー)が増えるということです。

そのために、ダイエット後にすぐに体重が戻り(リバウンド)、むしろダイエット以前より太る結果に終わります(低血糖ストレスが強いほど、ダイエット以前より太る傾向になる)。

実は、この体のメカニズムは、サバイバルの上に置いては、必要不可欠なものです。

ヨーヨー効果(yo-yo effect)は、飢餓、低血糖という外界のストレスに対する正常な体の自然な反応なのです。

したがって、ダイエット後に体重が戻らない、あるいは痩せていくということは、“病態”であることを意味しています。

ダイエットを何回チャレンジしても、ヨーヨー効果で元に戻ることでガッカリする必要はありません。
ヨーヨー効果で体重が戻ることは、“健康の証”ということです。
『ダイエットが成功しない理由〜リアルサイエンスシリーズ』より

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腸内細菌の善玉菌で有名な、アッカーマンシア菌は、通称「痩せ菌」ともいわれており、ダイエットの強い味方です。
アッカーマンシア菌が増えると、新陳代謝が活発になるので、脂肪が燃焼しやすくなります。
無理にダイエットしなくても、ダイエット効果が期待できるし、なぜか食欲も落ち着いてきます。