「一致させるセミナー」で自分の人生のテーラーになる

「無意識と顕在意識の願望を一致させるセミナー」を受講したKさんから、こんなメールをいただきました。

 なぜ望んでもいないこのマイナスが出るのか、プラスになる人とマイナスになる人とどこが違うのか……。
 なかなか自分では気づきにくいけれど、取りかかりの意識ではないかと思ったのです。
 最初の意識がマイナスなら結果もマイナスになると。
 最初の意識がベースになっていて肝心なんだと。

 このワークに参加された方々は、無意識に構築された「ひな形」があって、そのひな形通りの人生を創っているのだと、気づいたのではないでしょうか。

 どうして、そんなひな形を形成してしまったのか。

 それが、経験とその実感です。

 この「経験とその実感」は、いわば、パソコンの入力設定のようなものです。

 あなたがあるとき、どんな感情をもって経験したか。
 そのとき、あなたは、どんな決断をしたか。

 それが、人生の設計図になります。

 自分が、自分の人生を、どんなふうに設定しているか。

 この「一致させるセミナー」に参加すると、いかに自分が、その設計図に照らし合わせて人生を構築しているのだと、はっきり認識できるのではないでしょうか。

 そこに気づかない限り、人生の設計図を修正したくても、どこを修正していいかがわからないでしょう。

 それを解明できるのが、人気のあるワークの一つとなっているようです。

 毎回、このワークの評判が高いのには、もう一つ、大きな理由があります。

 それは、自分の力で自分を発見していく、ということでしょうか。

 私のワークは、ほとんどが、講師が講義のように一方的に喋るのではなくて、受講されている方々が自分の体験として、“より実感できる”ことに重点を置いて考案しています。

 ですから、どのワークも、新しい自分を発見できますし、さまざまな気づきをもたらしてくれます。

 けれども、とりわけこの「一致させるセミナー」の評判が高いのは、自分が自分の力で自分を発見していく、という作業になるからでしょうか。

 もちろん、私が直接、お話を聞いて診断したほうが、はるかに正確でしょう。
 中にはまだ、あまりやり方が理解できない人もいるかも知れません。
「再受講してやっと、理解できた」
 という人も少なくありません。

「前書いたものを、今回比較してみると、自分の進歩がわかった」
 という人もいます。

 それでも、自分自身が自分の人生のテーラーになって、
『自分の力で自分を発見していく』。
 この作業に、歓びを見出すからではないでしょうか。

 私は常に、完成品を相手からもらうよりも、「自分自身が、自分のために行動して完成させていく、そのプロセスのほうにこそ、最大の歓びがある」と言っています。

 この「一致させるセミナー」は図らずも、「人は、自分で能動的に行動して、それを得る」ことのほうに、より大きな歓びを見出すという、自分中心の概念を証明することにもなっているのではないでしょうか。