四面楚歌の悲痛さは諸刃の剣 その3(未来を変えるために)

こんな社会が「関係性」で起こっているとしたら、それは、
言うなれば、自分たちが選んだ「結果」でもあります。

しかも「無意識の視点」からみると、未来にどうなるかも見通せます。
なぜなら「形」が顕れる前に、「意識」があるからです。

Yさんは国民に向かって「あなたたちが、権力者だ」と訴えます。
(形式は、私たちが主権者ですので、そういうことになります。)

けれども、大半の人たちが、「私は権力者」だとは思えないでしょう。

では、どうしたらいいのか。
「こんな社会は嫌だ。何とかしたい。でも、どうしたらいいか、
わからない」
そう思っている人も少なくないでしょう。

例えば、あなたの街で、大店舗が潰れたということはありませんか。
それは、どうしてでしょうか。

誰も行かなくなった、買わなくなったからですね。

誰も買わなければ、大店舗であっても、すぐに潰れてしまいます。

一人の力で戦って流れを変えるのは、非常に困難です。
けれども、一人一人が賢くなって、自分の意に沿った選択と
その行動すれば、簡単に流れを変えることができます。

もちろん、無理をしない。
「可能な限り」あるいは「できる範囲」で。

そんな行動を、しっかりと後押ししてくれるのが、
私たちの無意識です。

日頃から言っているように、もともと、私たちは、
無意識の世界から言うと、凄い力を持っています。
それに気づいていないだけなのです。というよりは、
気づかないように操作されていると言ってもいいでしょう。

自分を守る行動をしていけば、必ず自分を守ることができます。

少しずつ、自分の意に沿ったことをする。ほんのちょっと、
自分の恐怖を脇に置いて、
したくないことは、しない。
断りたいときには、断る。
言いたいときには、言う。

「誰かがこの世の中を変えてくれればいい」
と願うより、自分自身が、自分のために行動してみる。

これまでできずに我慢していること、恐れからできないこと、
それに気づいたとき、自分の意に沿った選択をしていこう、
という自覚と、その実践をしてみることです。

そんな意識を持とうと心の中で決めるだけでも、
自分の中に湧いてくるほのかな力強さを感じるのではないでしょうか。
                            つづく