脳のタイプ別特徴

(超多忙で、更新できませんでした。ごめんなさいね。)
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両手に右利き、左利きがあるように、
脳にも「利き脳」というのがあります。
「利き脳」によって、それぞれの特徴や傾向が出てきます。

その脳の構造で、
人間脳タイプ、感情脳タイプ、脳幹タイプとわけています。
心理を説明するとき、この分け方で機能別にとらえると、
非常にわかりやすいのです。

そのなかでも、とりわけ、これらの脳を「全脳」的に働かせるには、
感情脳を基準にしたほうが有利です。

典型的な感情脳タイプというのはありますが、それは別にして、
感情脳を基準にすれば、誰でも全能タイプに近づけるのです。

もちろん、この感情を基準にした「全脳タイプ」というのは、
「感情を基準にした自分中心」ということです。

感情脳を基準にした感情脳タイプでも、
他者中心になって感情を抑えれば抑えるほど、
感情脳タイプであるがゆえに、いっそう、つらくなっていくでしょう。

感情を抑えているといっても、それは、
感情を感じていないわけではありません。
感情を感じながら、それを抑えているだけです。
しかも抑えなければならない感情というのは、おおかたが、
マイナス感情といえるでしょう。

しかも、そんなマイナス感情は、エネルギー的にいえば、
抑えれば抑えるほど、自覚の上では感情を感じていなくても、
解放されずに蓄積されていきます。

だから辛くなるのです。

とりわけ、感情脳が発達している人が、感情を抑えると、
そのつらさは、他の脳タイプの比ではないのも道理です。

感情を抑えていると、次第に、感情が鈍感になっていきます。

感情が鈍化すると、つらい感情が蓄積されていたとしても、
自覚の上では、感じないでしょう。

感情は感じられなくても、無意識の領域では感じて、
それを蓄積させてもいます。だから、苦しいんです。
苦しいという自覚がなくても、何か苦しい、辛い。何となく、
生きづらい。
そんな、正体不明のつらさを感じるでしょう。

しかも「感情に鈍感」ということは、とりあえず、
マイナス感情をやり過ごすことはできても、
それは「プラス感情」も感じにくい、ということになります。

プラス感情や、快感等の感覚を感じなれば、「生きているのが、
つまらない。退屈。何のために生きているのかわからない」
といった苦しみを抱えることになるでしょう。

もちろん、そうなるには、そうならざるを得ない、
自分を守るための理由があります。
だから、それが悪いというわけではありませんので、
誤解しないでくださいね。

とはいえ、そのつらさを解消することはできません。
だから、感情を育て、感情を解放し、
マイナス感情を解消する方法を学ぶ必要があるのです。

ちなみに、感情脳タイプに限ったことではありませんが、
全脳タイプになるには、「感情脳を基準に」にして、
感情を開いていくと同時に、「意志」が不可欠です。
(感情をマイナスのイメージでとらえている人は、感情を抑えたり、
感情に鈍感になっていて、自分の意志を無視して我慢している人です。)

例えば、人間脳タイプの人は、
記憶、知識という点においての頭の良さはあります。
でもこれは、平面思考、デジタル思考の、融通性のない頭の良さで、
生きる充実感を覚える創造性という点においては不足です。
(「悩みにとらわれない人間脳や脳幹タイプのほうが
感情脳タイプよりしばしば頭がいい」という頭の良さは、
この頭の良さです。
ということは、そんな頭の良さを備えている人は、
感情脳を基準にすれば、いっそう頭がよくなるということですね。)

立体思考、アナログ思考で、統合的かつ想像力、
創造力を備えた頭の良さは、感情を基準にして、
感情を解放していけばいくほど育っていきます。
楽で、かつ楽しみながら伸ばせる能力です。しかもそれは、
天才的に。

それには、感情を基準にして、さらに意志を育てることが重要です。