勇気をもってメールしました(読者の方より)・・・ 返信その1

救われたい一心で、石原先生のオールイズワンに出逢いました。
ここ一週間、先生のバックナンバーに眼を通すのが日課となっています。
石原先生の言葉はどれも、心にどんぴしゃりきました。
今まで、数々の精神・心理関係の書籍や安価で手に入る
簡単なプログラムを試してみましたが、
先生の言葉が一番私に理解でき、信頼できるものでした。

私の苦しさが何であるかもわかってきました。
先生のお陰です。
私は、直球の共依存者のようです。
書き出すと、際限なくなりそうなので、、、。

今回勇気をもってメールしましたのは、
困っているのでご意見いただける運があったらと思いました。
先生の教えを実践しようと、
何日間かはとても気持ちよく調子よく過ごすことができました。

今までにない自由感と幸福感を味わえました。
そういう時は、本当に物事がよく進み、
人間関係にも愛すら感じることができていました。
が、どうしても、そのうち、ぶり返しといいますか、
「今までのは、何だったの?」
と思うくらい、非常に落ち込む結果になります。

まったく、身体や脳が反応していない感覚になってしまいます。
何が原因という訳ではなく、
朝起きたらそんな状態になっているのです。
今は疲労感と挫折感のような心情で、
動きたくなくなっているのが、現状です。

時間をかけてゆっくり実践しようと、思ってはいたのですが、
先生のおっしゃる、自分を認めて、実感して、愛している、
あの感覚が、まったく感じられず、自分の身体すら無感覚でいます。
元の木阿弥状態から、また起き上がるには、何が、必要でしょうか。

もし先生のお目にとまればと、失礼いたしました。
これからも、先生のメール便を心待ちにしています。
感謝を込めて
・・・・・・・・・・・・・・・
(返信その1)

何が起こっているのか、詳しくお聞きしていないので、
推測で書いています。
感情をブロックして生きてきた人、
感情を厚い壁で閉じ込めてきた人は、自分中心を意識したり、
自分中心を実生活の中にとりこみはじめたとき、
感情の壁にヒビが入ります。

この状態は、長期的な肉体的疾患が快方に向かうときと、
よく似ています。
例えばあなたが、自分の病気に非常に良く利くAを愛用としましょう。
最初は、「これは良く利く!」と実感します。
これは、Aが、比較的最近の症状を浄化しているからでしょう。

そのまま治ると思いきや、Aの効果が薄れていくように感じます。
その間に、Aは着々と、病巣の塊へと突き進んで行きます。
Aが病巣を到着し、その塊を融かし始めます。
このときは、症状も音無の構えです。

病巣の塊にヒビが入ります。
症状は、小康状態です。

あなたが、
「もう、これ以上、無理なのかな」
と、思っていると、いきなり(と自分には感じられる)
激しい症状を出てきて、びっくりします。
病巣の塊にヒビが入り、中に圧縮されていた毒が、
外へと流れ出したからです。

病気で言うところの、いわゆる好転反応なのですが、
人によっては、「よけい悪くなったんではないか」
と感じられたりします。

数十年にわたって、閉じ込めてきた感情に、いきなりヒビが入り、
毒が融け始めるのです。毒が消えて回復していくには、
それなりの時間が必要なのです。

この状態が、いまの「非常に落ち込む結果」となっているのではないでしょうか。

外に流れ出ている「過去の毒」を、
Aがかなりの部分まで掃除し終わるまで、その症状は続きます。
人によって、どれだけ続くか、それはわかりません。

けれども、それが終わると、これまでにない爽快感を感じるでしょう。

「自分中心になる」ということは、自分自身にとって、
それほど劇的なことです。
他者中心に生きてきた人ほど、その衝撃が、心とからだに響くのは、
当たり前のことなのです。なにしろ、正反対の生き方ですからね。