小さな変化が過去の自分を癒やす 

自己肯定セミナーを受講した方から、感想をいただきました。
ところが、それを全文載せてしまうと、セミナーの中味がわかってしまいます。
それほど簡単な方法をお伝えできるセミナーです。

実際に実行していただければ、着実に自分の心の変化に気がつくでしょう。

自分の心に鈍感な人は、もしかしたら気づかないかもしれません。

けれども、そんな人を他者が客観的な目でみれば、微妙に言動を変化していることに気づきます。

自分の心の変化によって、まず、選択するものが、変わります。

いままで見過ごしていたことに、気づくことができるようにもなるでしょう。

その見過ごしていたことが、自分によって「重要なポイントだった」ということも少なくありません。

ほんとうにささやかな変化に思えることであっても、その「ささやかな変化」が、自分の根底の意識に、大きな影響を与えることもあるのです。

いつも言っているように、一つの場面でやっていることは、パターンで言うと、他のたくさんの場面でもやっています。

その一つの場面といのは、実は、自分の過去をあらわすものであるかもしれません。

例えば、幼い頃、自分が自分の気持ちを素直いうと、その度に親が、「そんなことで傷つくなんて、弱い」という否定的なメッセージを与えつづけてきたとしましょう。

そんな体験があれば、知らずのうちに、傷つく自分は弱いんだと、強く思い込んでしまうようになるでしょう。

あるいは、「自分の気持ちを言うと、相手に否定されて傷つく」と強く思い込んでしまうでしょう。

ところが、自分を肯定できる分量が増えると、それに応じて、「傷つく自分は弱い」という思いから、「弱くてもいいんだ」という、そんな自分を認める“強さ”が芽生えるかもしれません。

そんな強さが芽生えれば、いつか、自分の気持ちを誰かに言うようになるかもしれません。
しかもそれが、「相手に、受け入れられる」という体験をするかもしれないのです。

そうできることで、過去の自分の傷みを解消したり、癒やすことなったりもするのです。

こんなふうに、一つの小さな変化は、他のたくさんの場面での変化を引き起こすのです。