しがみつく意識を手放す
ひとりでできる、「しがみつく意識」を手放す方法です。
少しイメージしてみましょう。
相手にしっかりと、しがみついてみましょう。
相手にしがみつくと、自分の両手はふさがってしまいます。
しがみつくのに一生懸命であるために、自分の両手が使えないことに気づきません。
それでいて、気持ちは、しがみついているゆえに、「自分が何もできない」ような気分になっていきます。
しがみついているから、そんな気分になるのです。
しかも、そんな気分に陥るので、ますます、相手にしがみつきたくなるでしょう。
相手にそうやって「しがみついている」自分をイメージして、どんな気分になっているかを“実感”してみましょう。
心や身体の状態は、どうですか。
では、相手はどうでしょうか。
しがみつく人に掴まれてしまっているので、行動が限定されます。エネルギーも相手に奪われます。
自分の手を握られてしまえば、もう、両者とも動くことができません。
しがみつくというのは、心だけでなく、行動までも縛ってしまうのです。
相手にしがみつかれている、そんな光景をイメージすると、どんな気持ちになるでしょうか。その気分を“実感”しましょう。
心や身体の状態は、どうですか。
では、最初にもどって、相手にしがみついているその両手を、離してみましょう。
あなたの両手は、自由です。
自由に動かすことができます。
力が入っていた手の力が抜けます。
全身の緊張もほどけます。
心と身体が解放されて、自由になります。
その自由になった気分を“実感”しましょう。
それが、「自立の感覚」です。
いま、そうやって、あなたが「自立の感覚」を味わったその瞬間、その分だけ、あなたは、自由の心は自由をとりもどしたことになるのです。
そんな自立の感覚を、自分の中に「実感」として、インプットしましょう。「感じ方」を磨くと、変わるのも早くなります。