感情を言語化してみました

 宣伝もかねて……。

「邪悪な人を痛快に打ちのめす!」(こう書房)では、小見出しを「感情を喚起させる言葉」でまとめてみました。
 それを半分ほどご紹介します。
 あなたの心に伝わるかどうか。

 もし、以下のフレーズが、あなたの心のどこかに響くとしたら、やはり「感情の言語化」が重要なんだって、再認識するかも知れません。
 ※誰もがもっている要素です。
・自分が世の中で一番偉いと思っている傲慢男
・路上に吐き出したくなるように、おんぶに抱っこの甘ったれ夫
・縁を切りたくなるほど添い寝に介護の、口うるさい父親
・催促してもしても平気で借金を踏み倒す男
・人を病気にしてしまうほど、世界一偉い夫

・この世の終わりのように愚痴をこぼす母親
・こっちから別れを切り出すしかない優柔不断な男
・取り囲んで土下座させたいほど人を見下す男
・不信と不安で寝込みたくなるほど、私生活を隠す男
・尽くしても尽くしても実らない、都合のいい女、都合のいい男

・海外逃亡したくなるほど重い母の情
・怒りで歯ぎしりしたくなるほど美人を鼻にかける上司
・返す言葉もなくすほど、唖然とする無神経な母親
・身も心もボロボロになるほど、気まぐれな二股女

・追っても追っても振り向かない男
・何年連れ添ってもさびしい夫婦の、通じない会話 等など

 「いまのこの瞬間の感情」というのは単にひとつではありません。
 にもかかわらず、一つにまとめてしまおうとする人がいます。
 特に言葉で表現するときは、「どうしても、ひとつにまとめなければならない」と思い込んでいる人さえいます。

 土台、我々は、矛盾する気持ちを抱いています。
 それを一つにまとめてしまうなんて、とうてい無理な話、ですね。
 「自分の感情」を基準にすると、それは自分をごまかすことにもなるでしょう。

 そんなに深刻に、重く考えない!
 単純に、「矛盾する感情も言語化する」だけでいいんです。

※ついでに……。
 気づいてもらいたいけれども、
 主張するのが怖いあなた。自分の気持ちを伝えられないあなた。
 2冊買って、1冊を相手に贈りましょう。
 恋人に、夫に、妻に、親に、同僚に、友人に。
 必ず「チクッ」とする良心の痛みと共に「はっ!」とする気づきがあるはずです。