浄化期の過ごし方(3)

 「エネルギーを燃焼させることで状況が好転した」というのは、プラス意識で全力を尽くした。マイナスの状況下であっても、マイナス意識を実感するより、プラス意識を実感する分量が多かった。
 実は、そのプラス意識が、状況を好転させたと言えるのです。

 けれども、それだけでは、まだ充分ではありません。
 単にそれは、その状況を、そんなやり方でやり過ごしたというだけだからです。

 さらにこの上をいくのが「自分中心心理学」であり、「6年周期リズム診断」なのです。

 先日のセミナーでも申しましたように、仮に、一般的に言われている方法で、その悪い時期を何とかやり過ごせたとしても、その「悪いことを引き寄せる」パターンは改善されていないので、次の浄化期のときにはまた、同じような出来事が起こるでしょう。
 しかもそのときは、エスカレートした形で。
 
 私はこの「悪運」を、運命論的な悪運としては捉えません。
 「悪い状況を創っていくパターン」という見方をします。

 運が悪いのではありません。
 あなたのその「やり方のパターン」が、悪い結果を生んでいるだけです。

 解決の「方法論」が間違っているだけなのです。

 浄化期のときは、特にそんな自分の「マイナス意識」「マイナスパターン」が、丸ごと、はっきりとした形となって現れます。

 あなたが無意識に恐れていること、不安に思っていること、こだわっていることが、形になって現れます。

 それが起こるのは、あなた自身の無意識が、「そのやり方ではまずい」ということを教えたいからです。

 私たちは誰もが進化・成長を心から望んでいます。
 この「進化・成長」 というのは、言い換えれば「私を愛すること」であり「私を解放する」ことです。

 あなた自身が、それを変えたいと願っているから、起こるのです。
 飽くまでも、自分の未来のために、自分自身が発展するために、です。

 起こっていることを「自分中心」的に解決していく過程で、それが示されます。正確に言うと、あなたの無意識が、その方向性への道を照らしてくれます。

 これを「自分中心心理学」的に乗り越えられれば、苦しいけれども、未来への素晴らしい種を蒔くことになります。
 それが自分を活かす未来への具体的な仕事へと、つながっていったりもします。

 起こっていることを直視していれば、未来で自分が望むものの方向性が、はっきりと指し示される時期です。

 そういう意味で言うなら、浄化期は、自分を大変化させる「大転換期」だといえるでしょう。

(ちなみに「本当の私を知りたい」と、人はよく言います。
 でも本当のところ、前回の占いと同じように「当たらないから、安心して占ってもらえる」と似たところがあります。
 「本当の自分を知りたい」とばくぜんと思っていながら、本当の私を知るのが怖い……というところでしょうか。

 わざわざ「本当の私を知りたい」と望むまでもなく、浄化期に起こっていることが、自分が自分をそう意識しているところの「本当の私」です。
 だから浄化期を体験すれば、自分自身がわかります。もちろん、この「本当の私」も、真の意味での私ではなく、肉体をもった私の一部ですが。)(つづく)