本当は「お金持ち」になりたくない意識
先日の「億万長者への道を二度蹴ったけれども、開眼」セミナーを募集したとき、私自身は、「開眼」というほうを強調したかったのだけれども、「億万長者」という言葉にひかれて興味を持ったり、申し込みをされた方々がいた。
もちろん、自分中心心理学を基盤としたセミナーは、経済的な豊かさも売りにしている。自分中心になればなるほど、結果として、業績も金銭的なものもレベルアップすると、自信を持って言える。
それで全く駄目だとしたら、どこかとらえ方が間違っていると言えるだろう。
それはさておき、その「億万長者に関心を持った人たちが何故多かったのか」ということが、私の意識のどこかにひっかかっていたのだろう。
その前日の読者セミナーも、1月18日に実施した「“即効性ワーク”フォローアップ&願望達成」の一部も、自然とお金に関するワークっぽくなっていった。
自分中心心理学の概念では、どこを切っても、自分自身が見える。
普段は、自己信頼や意志、自分の気持ちや感情、感覚といったものを重視したセミナーを実施している。私自身が感情脳タイプだから、脳幹的傾向のワークより、感情脳的傾向のワークのほうが、私自身がおもしろいからである。
だから最初の“入力設定”を「お金」にすれは、それに関するワークも、できる。
参加者の方々は、「お金のワーク」で、自分のお金に対する意識を実感していただけたと思う。
お金の受け入れ方も、自分の受け入れ方も、おおざっぱに言えば、比例する。
有り体に言えば、他者中心であればあるほど、金運も遠くなる。
たとえば、脳幹タイプでも、儲ける人とそうでない人がいる。
脳幹タイプは、「所有」を目指す。
だから、所有を目指す脳幹タイプは、儲けるのがうまい。
ただし、脳幹タイプは、儲けるのはうまくても、「苦労しながら儲ける」となる可能性が高い。
自分中心心理学が目指すのは、「楽に儲ける」である。だから、脳幹タイプの人は自分中心になればなるほど、「楽に儲ける」ことができるだろう。
他方、「戦う」のを目標とする脳幹タイプもいる。
この「戦うのを目標としている脳幹タイプ」は、儲けない。感情を抑えた脳幹タイプ的感情脳タイプも、儲けにくい(詳しい意識の説明は省く)。
この「戦う」を目標とする脳幹タイプは、儲けない。
理由は、簡単である。
「儲ける」よりも、「戦う」ことを目指すからである。
スポーツを目指せば、戦うのが目標だから、その結果、能力が高ければ、高く評価される。その結果、大金が入る。
けれどもそれは、「スポーツで活躍した」という結果でのお金持ちである。
では、その「戦う」を、日常で発揮したらどうなるか。
言わずもがな。儲けるわけがない。
なぜなら、儲けることよりも、戦うのが目標となっているからである。
だから、人間関係でも、戦うところに焦点が当たる。
戦うところに、敏感に反応する。
その多くが、無自覚に、無意識に。
この無自覚、無意識というのが、“致命的である”。
「戦う脳幹タイプ」の話は、ほんの一例。他にも「本当はお金持ちになりたくない意識」というのは、たくさんある。
自分中心心理学では、そんな「お金持ちになりたくない意識」を探り、
「お金持ちになりたい意識」を育てることができる。
この前は、そんなところを踏まえながら、「“即効性ワーク”フォローアップ&願望達成」を実施した。
そして、参加者の方々の「お金に対する自分の意識」を体験していただき、さらに、その改善方法を伝授させていただいた。
しかもその「改善方法」は、とんでもなく自己信頼へと自分を導くものでもあって……。
まさか、金儲けのワークで、あんなに感動していただけるなんて!!
非常に内容の濃いワークになって、私自身も感動した。
ただし、そんな「願望達成」や「お金に対する意識の改善方法」を実感できたのは、参加者の方々が、「すぐ変る即効性ワーク」を受講されていたからであるのは、言うまでもない。
基本は、自分中心心理学である。