罪悪感が強いとお金を得ない 1
常々言っていますが「罪悪感が強い」ということは、それをお金でいうと「私はお金を得てはいけない」という意識です。
幸福かどうかでいうと、「私は幸せになってはいけない」ということです。
読者の方から、次のようなメールをいただきました。
ちょっと気になる話があるので、メールしました。
某テレビ番組で、精神科医の名越康文さんが、
「長く臨床していて分かったのですが、人の悪口を言う人のだいたいが、不幸になっていくんですよ。人のことには興味ないような人が、ラッキーな生き方になっているんですよね」
と言っていました。それを聞いて、「石原先生も言ってた!」と思いました。
私も理由を考えてみたのですが、例えば、悪口を言う自分を認めるとして、その愛と悪口から発するエネルギーは打ち消し合うのか。
屁理屈でしょうか。またメルマガ等でお聞きしたいテーマです。
もうこれは、「非常に、当たり前」です。
エネルギーの話はまた別の機会に譲るとして、こんな「悪口を言う」ということにも罪悪感が染みこんでいます。
例えばあなたが、「お金持ちは悪人だ」と信じているとします。その一方で、あなたは、お金持ちになりたいとも望んでします。
あなたがこのとき、「まだ、お金を得てない」とします。
「お金を得ていない。得たい。けれども得られない」
としたら、
「あんな奴がお金持ちになるんだから、世の中、不公平だよなあ。やっぱりあくどいことをしなければ、儲けないんだ」
などと悪口を言いたくなるでしょう。
このときあなたは、お金を得ることに罪悪感を覚えているので、お金を得にくい意識状態だと言えるでしょう。さらにまた、相手の悪口を言う。
この「相手の悪口を言う」という行為そのものにも、あなたは新たな罪悪感を覚えることになります。自分が自覚していないとしても、です。
もちろんこの一言だけでは、たいしたことでありません。
「悪口を言ってしまったから、お金が入らない」
なんて考えないでください。
一般レベルでは、これぐらいはたいしたことではないのです。
でもこんな悪口を、朝から晩まで言っていたらどうでしょうか。
それこそ、その罪悪感が蓄積していくとしたら、「何千、何万、何億」となりますね。
それだけではありません。 (つづく)