人生で最も重要な言葉

「もう何もかもしんどい」という状態になっている人は、
非常に、自分に厳しい人たちです。

自分を責めてばっかりいて、
自信をなくしてしまっている人たちでしょう。

私たちの大半の人たちが、ほんとうに「自分に厳しい」と思います。

できて当たり前。
できないと「能力が低い」とみなして、自分を馬鹿者扱いしています。

けれども、本当は、自分が「当たり前」だと思って
やっていることこそ、もっと丁寧に評価してほしいと思います。

恐らくその「できて当たり前」と思っていることは、
「しなければならない」と思い込んでいることではないでしょうか。

常に言っているのは、
「しなければならない」でやっていれば、
「できて当たり前」になってしまいます。

そして、それが「できなければ」、
「私はダメ」となってしまいます。

できて当たり前。
できなければ「自分がダメ」では、自己評価が
高くなるわけがありません。

自分の気持ちや感情や欲求を基準とする「自分中心」に対して、
「他者中心」になって、
「しなければならない」思考を優先すれば、
自分を認めることができません。
これが、思考型の他者中心の、どうしようもない弊害です。

こんな他者中心になっていれば、
罪悪感と自己否定しか生まれません。
仮に他者を責めたり、他者のせいにしているとしても、
その土台には、自分を否定している意識が在ります。

それをシンプルに捉えるならば、
ネガティブな感情になっているときは、
その中に「罪悪感」や「自己否定」があると思ってください。

ですから、そんな自分から抜け出すには、
ネガティブな感情を感じたとき、それが何であっても、
「それは、私が、私を愛していないからだ。
もっと自分の心の訴えを優先しよう。
もっと自分の欲求を満たそう」
という言葉を呟いてみることです。

他者を責めていたり、他者を中傷したりしたくなったとしても、
結局はそれは、
自分の気持ちを満たしていないからだと言えるでしょう。

だから、
どんなに誰かをひどく責めたり攻撃したりしていたとしても、
やっぱり、
「それは、私が、私を愛していないからだ。
もっと自分の心の訴えを優先しよう。
もっと自分の欲求を満たそう」
です。

これは、自分にとって「最も重要な言葉」ではないでしょうか。