被害妄想と言われて

今日、自分の気持ちを素直に伝えようと思い、
ある人に『自分はあの時、悲しくて辛かったんだ』と相談したら、

『あなたは被害妄想なんです、誰でも辛い経験はありますが、
それを乗り越えて明るく生きている人もいる。
そんな風に被害妄想でいたらいつまでたっても幸せになれない』

と言われ、ものすごくショックでした。

自分が被害妄想なのはわかっています。
治そうとしてもなかなか治らないから自分でも
そんな自分を責めてしまいます。
被害妄想はどうしたら治るんでしょうか。

最近、精神的にすごく辛いので、自分中心のCDを購入しました。
近々届く予定です。ホントに楽しみです。
自分中心心理学にであわなかったら、
心が壊れたままだったかもしれません。

こんなメールをいただきました。

このご相談は、まだ、相手に直接、自分の気持ちを伝えたのではなく、
気持ちを伝えたい旨を、誰かに相談したということですね。
自分中心心理学では、常に、自分の気持ちや感情を基準に考えます。

自分を大事にするために、できれば、
直接、相手に自分の気持ちを伝えてほしいと思います。

もしあなたが自分で認識しているように、
実際に「妄想癖」があるとしましょう。

1)だから、言うのを我慢しよう。
2)妄想癖がある。だから、今回も、被害妄想かも知れない。
けれども、やっぱり、自分の気持ちを解消したいから、言おう。

あなたは、上記の文を読んでみて、どちらがラクですか。

自分に妄想癖があるからといって我慢したら、妄想癖が、
少なくなっていくでしょうか。

そもそも、そんな被害妄想が、自分の中でふくらんでいくのは、
どうしてだと思いますか。
それは、あなたが、自分の気持ちを受け止めてもらえなかった。
自分の話を聞いてもらえなかった。
自分の意志を認めてもらえなかった。
言いたいことが素直に言えなかった。
イヤなことをされても、聞かされても、
それを拒否することができなかった。
そんな環境があったからではないでしょうか。

だとしたら、自分をその「被害妄想」の世界から救い出すには、
上記に挙げたような事柄を、あなたが聞き届けてあげることだと
思うのです。

相手の意見より、自分の心が軽くなるほうを、選んでほしいものです。
被害妄想を抱きやすいのだったら尚更、
自分を大事にする方法を覚えましょう。
自分の選択を信じていける自分になっていきましょう。

もちろん、「気持ちを伝える」と言っても、その言い方が、
第二の感情になっていて相手を責める言い方や攻撃する言い方
になってしまうと、言ったとしても満足できないでしょう。

自分の気持ちがラクになる。ほっとする。力が抜ける。
言うことで自負心を感じられた。そんな「第一の感情」
での言い方が望ましいのは、言うまでもありませんね。

もちろん、これもレッスンです。すぐにできなくても、少しずつ、
ラクな言い方を積み重ねていけばいいのです。